シットインにするか?シットオンにするか??
(2007年1月独り言→加筆修正)


カヤックに関して最近良くある質問は「シットインにするか?シットオンにするか??悩んでます。」です。
以前にもカヤックコーナーの第10回「よくある質問」でも触れてますが、確かに悩みどころでしょう。
ズバリ!どんな釣りをメインにするかによっておススメの艇も変わってくるでしょう。

そこで、自分なりの答えを改めてお伝えしようと思います。
内水面のバス釣りメインならシットイン、海での使用をメインに考えるならシットオンでしょう。
これは今まで2〜3年かけていろいろな艇に乗った経験を踏まえた答えです。

理由としては、、、まずは見た目&雰囲気です。コレ、、意外と重要です。
場の雰囲気と言うかなんと言うか、、内水面だと地味目のカラーのシットインが似合うと思いますし、
一方、海だと派手なカラーのシットオンが雰囲気だと思います。
もちろん感覚的な問題ですから異論もあろうかと思いますが、まず最初に自分はそう感じます。

次に使用感に関しても差が出ます。
こまめな操船を要求される内水面の、とりわけバス釣りにはシットインの軽快な操作性能が役に立ちます。
回転性も良く動き出しも軽いです。もちろん持ち運びも楽チンです。
(大きくて重いシットオンだと、、正直、持て余します。)
一方、長距離のパドリングが要求される海の釣りでは、シットオンの重さがプラスに働き、
巡航速度が格段に速くなり都合がいいのです。
さらにより危険度が高い海の場合、シットオンだと仮に沈した時の再乗艇が容易なのも安心でしょう。
(シットインの再乗艇は困難です。)
もちろん海でも、シットインタイプのレク艇で十分楽しめる場所もありますが、
少なくとも港湾エリアでは、構造物に牡蠣ガラやフジツボが付着しており、、
インフレータブル艇や、フォールディングカヤックはおススメできません。

あと、細かな事を言い出したらキリがありませんが、パドリングと釣りを細かく繰り返すバス釣りでは、
効率的に釣りをするのに、コックピットの存在そのものがプラスに働くでしょう。
パドルの置き場所、ロッドの置き場所、タックルボックスの置き場所が決まりやすく、すべて手近なところにまとまります。
まあ、乗り心地はシットオンと比べると窮屈かもしれませんがかえってそれが良かったりもします。
(シットオンは開放的で、艇の上での自由度は高く、快適です。)

とにかく一長一短ですが、最終的にはご自身の判断です。
細かな点をもっと知りたければ遠慮なく相談してください。
机上の知識ではなく、実際にフィールド使い、感じた事をありのままにお伝えできると思います。