カヤックいろいろ・・・。
(SFN4月号掲載分)


前回から始まった、「カヤックで楽しむトップウォーターゲーム」ではありますが、前回はイメージ先行で先走った話に終始しましたので、今回は具体的に色々なカヤックの分類を見比べながら、どんな用途に適しているのか簡単にご説明させていただくことにしましょう。

ホワイトウォーターカヤック
カヤックというと一番最初にイメージするのは、多分このタイプの物になると思います。スラローム競技用のカヤックも広くはこの分類になり、別の呼び方としては“ダウンリバーカヤック”とも言います。とにかく激流の中を下ったり、ロデオ的な行為を楽しむ為のカヤックでして、その用途に応じてさらに細分化された色々な形状のカヤックが存在します。外観的には、艇その物も小さく、一見して底面が平らで直進性が悪く、くるくる回ってしまうこれ等のカヤックは、裏を返せば回転性能に優れており、パドラーの技量に応じて操作性が高くなるということになります。という事で、さすがに釣りに適した艇とはいえませんね・・・。

*ツーリングカヤック
大きく分けると、折りたたみ式の“フォールディングカヤック”と、海での使用を追及した“シーカヤック”があります。ともに「旅」を楽しむカヤックであり、見てのとおり全長も長く、直進安定性に優れております。また、ある程度の荷物も積み込み可能となります。とりわけフォールディングタイプのカヤックはコンパクトになるので便利ではありますが、単純に釣り用に使うのみだと持て余すのではないでしょうか?広大な釧路湿原を、ツーリングしながら釣り回るのなら最適かもしれません。憧れますね〜。

*シット・オン・トップ・カヤック
まさに読んで字の如く・・・入り込むのではなく、上に座るタイプのカヤックです。そもそもはリゾート地でダイビング等に利用し水着を着たまま楽しむカヤックとして生まれましたが、今では色々な場面で利用されるようになりました。事実、東京湾でのシーバスゲームでは、このシットオンタイプのカヤックを干潟の移動手段として利用し、ウエーディングを楽しんでいるそうです。また、遊び上手なお国アメリカでは、これ等のカヤックを利用しビックフィッシュと対峙しているグループもある様です。可能性は広がるばかりですね。

*レクリエーショナルカヤック
そして、それらのカヤックのおいしいところを微妙に広く集めたのが、レクリエーショナルカヤックといえましょう。まさにちょい乗りカヤック。気軽にカヤックを楽しむのにはやはりこれが一番でしょうし、バス釣りに利用するのもコレがベストといえましょう。そこで今回はオススメの3艇をご紹介したいと思います。

パーセプション/スパーキー(税込65100円)
これがもっとも安く、安定感のある初心者向きの艇になるでしょう。まさにベーシックな艇という位置づけとなります。クラブカスケットさんでオススメしているのもこの艇ですね。誰もが気軽にカヤックを楽しめる一艇です。

パーセプション/サンダンス(税込76000円)
上のスパーキーをベースに、荷物を固定する為のデッキロープや座り心地のいいシートなどを標準装備した上位モデルです。基本的なスペックはスパーキーと一緒ですから安定感があり初心者にもオススメの艇であることに間違いありません。ちなみに、ニーコレ荒井氏は既にコレを購入しました。。

ダガー/ザイディゴ(税込73500円)
これが自分の購入した艇です。幅も数センチ狭くなり、最大積載量も低くなっておりますが、安定感のあるモデルであることに間違いありません。上の2機種と比べると微妙に違うのでしょうか??まだ乗り比べたことはないのではっきりとは言えません・・・。スンマソンm(__)m

以上参考になりましたでしょうか?基本的に輸入艇になりますので価格の変動がありますのでその点はご理解ください。

今回はここまで。