BPカヤックのセットアップの仕方。

納品早々に、ユーザーさんからいくつか質問を頂きました。
という事で、セットアップの仕方、膨らまし方について要点をお話します。

とうとう発売されたBPカヤック。
さっそくユーザーさんからいくつかの質問が届いてますので、
それらをまとめてセットアップの仕方を説明させていただきます。

まずは空気を入れるバルブについて、、、。
フローターでもなじみのあるタイプのプッシュして開閉が固定できるタイプのバルブが付いてます。
押し込んでひねる。そうすれば固定できます。
写真左が開放してる時、写真右が閉まっている状態です。

ちなみに空気を入れるときは写真右の閉まっている状態で空気を入れてください。
そうしないと、ポンプを外した瞬間に空気が抜けてしまいます。
さて、次に質問があったのはポンプとバルブの連結です。
ポンプに付属してる一番太いタイプのアタッチメントをつけて空気を入れるのですが、、
その際に強くギュッとバルブに差し込まないと、途中でポンと抜けてしまいます。

(→アタッチメント側表面がツルツルの時は、サンドペーパーを掛けると抜けづらくなります。)
お気をつけください。

さあ、メインチャンバー(細長いチューブ状の本体)に空気を入れます。
まずはスターン(後ろ側)左にある↓外側のバルブから空気を入れます。

大体半分くらい空気を入れたら、次は↓内側のバルブから空気を入れます。
要するに、メインチャンバーは2気室になっているわけですな〜。

これなら、仮に何かのトラブルが起こってチューブに穴があいても安心です。
(ちなみに、外・内片方だけでも空気が入っちゃいますが2気室分けて入れるよう心がけてください。)

最終的にどこまで空気を入れたら良いのか??
これも良く聞かれることですが、パンパンに入れていただいて結構です。
そうしてこそ、カヤックらしいスムーズな性能が引き出せます。

続いてフロアマットなどの空気入れです。
そっちのバルブは↓のタイプになります。

これにはほとんど時間を要しません。

フロアマットに続き、コックピットエッジ、バウエッジに空気を入れて出来上がり!
ただし、フロアマットは柔らかい素材なので、空気をパンパンに入れないほうがいいです。
入れすぎると仕切りが弾けちゃいますのでお気をつけください。

慣れれば全工程を5分で終わらせることが出来るでしょう。
ほぼ、フローターを膨らますのと同じ感覚で準備完了です。

自分の場合、シートの後ろの空いたスペースにカメラなどの荷物を詰め込み、
タックルボックスは付属のデッキロープにはさみ、
パドルはコックピット内に放り込み、ロッドは左手で持ち、右肩で艇を背負います。
あとはその体勢で水辺に向かうだけです。

分かりましたでしょうか?

最後に後片付けはもっと簡単です。
バルブを開放すれば勝手に空気が抜けますので、あとは元通りに四つ折に畳んで付属のバッグに仕舞うだけです。
今回バッグ自体のサイズをかなり大きくしましたので、これも楽チンでしょう。
ちなみに所要時間は約3分、、、リジッド艇を車載するより早く仕舞えます。
ご参考までに・・・。