(SFN12月号掲載分)
クラッシックタックル番外編(小物・周辺パーツを楽しむ)
ここいらでちょっと番外編というかなんと言うか、主要タックルから外れた小物や周辺パーツに関して、写真を交えながらお話させていただこうかと思います。
さて、やはり趣味の世界・・・突き詰めるととことんまで行ってしまうもので、つま先から頭のてっぺんまでこだわりを持って接している人達も多々いるようです。バスプロにはバスプロの勝負服があるように、古着やエビスのジーパンで身をかため、トータルに釣りを楽しんでいる様ですね。さらに言えば、これから紹介するほんの小さな小物にまで気を遣い、妥協を許さないヒトまで居ります。今回はそんな小物の一つ一つを紹介させていただきます。
(1)
オイルさし
これ、いわゆるオイルさし。当時のアングラーはこういったオイルさしに好みのミシンオイルか何かを補充して、フィールドへ出かけていたようですね。いまや小型の缶スプレー式のオイルがありますので、わざわざそんな面倒な事をしなくてもいいのですが、敢えてそうしている訳です。「な〜んだ、ただの小さな入れ物じゃん・・・。」と思ったら大間違い。蓋の部分からはニードルが伸びており、そのニードルを使って注油する事により、微妙な加減ができるのです。さらにはちゃんとゴムパッキンが施されており油漏れの心配も無いんです。スバラシイ・・・。他にもいろんなカタチもの物があり、ご当地アメリカではこのオイルさしもコレクションしている人が居るほどなんです。大切なタックルのためにも持っていて損は無いものですね。
こんな粋な道具で現場にてちょちょっとメンテナンス・・・。カッコいいと思いません?
(2)
スプリットショットの入れ物
当時スプリットショットは、こんなオシャレなブリキ製のケースに入れられ販売されていたのです。何ともデザインが素敵ですよね。で、もちろん我々はその中身のスプリットショットを使うことはありませんので、この素敵なケースを何かに使いたいと考えるわけです。さあどうしよう・・・?我々も使う小さないいパーツがあるじゃないですか!そうです。スナップです。スナップといえば一種の消耗品ですからもちろんのこと予備を持ち歩いてる方がほとんどかと思いますが、チンケなビニール袋に入ったままじゃありません?それじゃあダメなんです。そこまで気を遣ってこそ本物!ぜひアナタにも実践していただきたいものです。ちなみに、スナップを使わないというヒトは何か他の使い道を考えてください。アシカラズ。
お値段も安くて、1000円〜2000円くらいで手に入ります。ハイ。
(3)
レンチいろいろ
当時発売されていたダイレクトリールには、ほとんどといっていいほどこれ等のようなレンチが付属品として付いていたようです。もちろん当時は、規格も各社でバラバラだった為そうしなきゃしょうがないという面もあったのでしょうが、つくづく親切な計らいだと思います。さて、コレをキーホルダーにザクッとぶら下げておく・・・何とも男っぽい持ち物になると思いませんか?安直にルアーのフックを取った物をぶら下げているより粋だと思います。そのうえ道具として使えるわけですからなおさらです。BPキーホルダーレンチは、こんなのを真似てエキスパートの形をモチーフに作られたのです。
これらのレンチはお店で1500円均一で売っております。いろんなカタチの物があって面白いです。
(4)
缶バッジ(ライセンス)
これらの缶バッジは、それぞれの地域のライセンス(いわゆる年券ですね)として作られたものです。上がアトランチック海岸の物、下はペンシルバニアの物。というように各地でいろんなデザインの物が存在するのです。もちろんこういった缶バッジだけでなく、紙の物もあり、アルミのプレート状の物ありと形状も様々なんです。まあ、もちろんのことライセンスとしては無効ですから、何に使えるということはありませんが、自分の生まれた年の物を探して、帽子や服に付けたり・・・一つのアクセサリーとして利用してみるのもいいかもしれませんね。実際そうしているヒトも結構居ます。ハイ。
当時のデザインがなんともいえない雰囲気を醸し出してます。コレ、意外と高かったりします・・・。
(5)
ワッペン
コチラは非常に分かりやすい小物、ワッペンです。多分今作れば全て同じように出来るのでしょうが、やっぱ経年変化による雰囲気は出しようがありません。何年何十年という時間を経て淡い色合いになり、だからこそ目立ちすぎず、控え目な自己主張が出来るのです。縫い付けてくれる彼女が居れば・・・の話ですが。
写真のワッペンはまともですが、何がなんだか訳の分からないような物もあります。でも素敵です。
(6)
空箱
これらの写真は全てダイレクトリールの空箱なのですが、実にデザインがカッコいいんです。そのままどこかにしまいこんでおくのがもったいないくらいです。まあ、単純に飾っておくのもいいかもしれませんね。でも何かに利用したいのが我々の本心。という事で、考え出された使い道は、タックルボックスの仕切り箱!タックルボックスって下のスペースが深くて広いでしょ?そこにこれらの箱を敷き詰めて仕切り箱として利用するのです。それで死んだスペースが生かされるってな物です。古いスチールボックスなんかだと、時代の異なるものを混ぜたりすると雰囲気がぶち壊しになってしまうのですが、コレだとそんな心配もいりません。オススメです。
本当にこれらのデザインには学ぶべき所がいっぱい!勉強になります。って・・・何の勉強?
以上ちょっと寄り道、小物に関するお話でした。